【たいせつなこと】


the important book


とても古くからある世界的に有名な絵本です。


と言っても私が知ったのはここ数年のこと。


そして読んだのはほんの先月?先々月か?


もちろん、図書館様よりお借りいたしました。


で、確か日本で翻訳されて出版になったのが2、3年前かな。


内田也哉子さん、モックンの嫁で内田裕也と樹木希林の娘ね。


が、翻訳されてますね。


それで手に取ってみた。


表紙絵も素敵だったし。


直ぐに読める内容です。


あらゆるものの役目的なことを綴ってある。


スプーンにとって大切なことは


靴にとって大切なことは


雨にとって大切なことはーーー


って感じで綺麗な絵と綺麗な言葉で綴られてるの。


当たり前の事そこには書いてある。


例えば全文は覚えてないけど空にとって大切なことはそこにあること、みたいな。


あまりにも当たり前なんだけど、いつしか当たり前と気づけなくなってる自分に気付くんですよね。


読んでいるうちに。


そしてラスト。


もっとも大切なこと。


あなたにとって大切なことは


あなたがあなたであること。


と記されています。


これも大人向けの絵本かな。


でももちろん、子供も読めます。


うちの子にも読みました。


全部、理解は出来てないかもだけどなんとなく自分を大切にしなきゃいけないんだなってことは伝わった…かな。


忙しく毎日を過ごす大人の方にも是非。


当たり前でいてその当たり前に気付けなくなっていることに目を向けてみてください。


そうそう、内田也哉子さんの訳、素敵でした。


絵本って小説と違って色んな芸能人の方が翻訳されてたりしますよね。


小説に比べると文章も短いし、基本子供向けなので簡単な英文だったり…


でも、逆にそれって難しいよね。


いかにシンプルに伝えるかって。


だって説明になってはいけないもんね。


内田也哉子さんの翻訳、良かったです。