闇の中に咲くランの花 Ⅱ

父「今ので……嫌いになったか?」


愁「さっきからその質問ですね……

そんなに嫌いになって欲しいのですか?」


父「その逆だよ…

嫌われたくないんだ…

…………たった1人の息子だから…

大切な息子だから……」


なんだ…それ………


愁「なんなんだよ…………

俺が嫌いなんじゃなくて

父さんと母さんが

俺のこと嫌いなんだろ!?」


父「俺…………?」


愁「だってそうだろ!?

小さい頃から俺との距離置いて……

俺なんて必要ないってことだろ!?」


母「愁…どうしたの?

そんな口調で…

今までそんなことなかったじゃない…」


愁「ずっと我慢してたんだよ!

いつもそばにいるのは執事だけで…

寂しかったのに……

ホントなんなんだよ!」