闇の中に咲くランの花 Ⅱ




俺はできることならこんなことしたくない…敬語だって面倒臭い。

だが、辞めてしまうのは簡単だけどこの学校はうちの会社が作ったところだから俺の情報はすべて親の元に渡る。

何をしてもどうせ言われるんだ。

『うちの名前に泥を塗るな』………って。




愁「それでは先生、席に戻ってもいいですか?」


先生「あぁ、頼りにしてるぞ!水野財閥の後継者!お前は期待の星だ!」


いい加減嫌になる。毎度毎度、『水野財閥の後継者』そう言われて嬉しいとでも思ってるのか

低脳すぎて怒りも笑いも通り越して無になる。


学校と親さえ繋がっていなければこんなことしなくてよかった…。

俺はそんな親が嫌いだ…大嫌いだ。

じゃあ『嫌いならなんで逆らわない?』そう思うだろう。

俺はずっとアイツらから距離を置かれ、愛されなかった。………愛されてないってことはつまり捨てられるかもしれないってことだ。

いや…“かも”じゃねぇな……確実に捨てられる



捨てられれば俺の居場所はなくなる。まだ働くことも出来ない中学生。生きていくことなんてできない。

俺は頭の悪い大人にはならない。賢く生きるんだ