カチャ
静かに扉を開けて私達は外に出た。外は月の光だけでとっても明るかった
愁「ここ、座りましょうか」
そう言って愁はベンチを指さした。断る理由も無いので私は愁の隣に腰掛けた。
蘭「月が綺麗だな…なんか夏って感じがする」
愁「フフッ、寝る前まであんなに酔っていたのにもう戻ってるんですね。」
蘭「え、酔ってたって私が!?酒飲んでないのに?」
私が飲んだのは炭酸だけだったはずなんだが…。
愁「あぁーそうでしたね…」
あ?なんか1人で納得してる?
私が気になるのを分かってて笑顔で『気にしないでください』って言うあたり、やっぱり愁は腹黒いと思う。
蘭「で?なんか相談でもあるのか?」
まだるっこいことは嫌いなため、早速本題に入った私。そんな私の言葉に愁は少しビックリしたような顔をした
愁「相談って訳では無いのですが……蘭聞きましたよね?なんで敬語なのかを……」
蘭「あ、あぁ。」
そう言えば聞いたな。触れない方がいいと思ってたからすっかり忘れてたけど。
愁「では少し昔話をしましょうか…」
そう言うと愁は過去を話し始めた


