闇の中に咲くランの花 Ⅱ



まぁ、仕方ないよな…。俺たちって蘭の『仲間』としてそばに居たんだ。

蘭も男勝りなところあるから、対象外になるのも無理はねぇよな…。


蘭「ん???なんの話だべ~?」


翠「蘭にはわからなくていいんだよ」


これ以上傷を抉るようなこと言って欲しくないのはみんな同じだったので、翠はそう言って蘭の頭をぽんぽんと撫でた


蘭「なんだよ!教えてくりたっていいじゃんか。ブゥ~ブゥ~」


そう言いながら口を膨らませて拗ねたような顔をしている蘭だが大人しく頭を撫でられている

いいな。俺も蘭の頭撫でてぇ…。


海「じゃあこれからは誰が蘭を落とせるか勝負だね!」


奏「ぜーったい!負けないからね!」


そうだな。今のところみんな同じスタートラインってことになるからな。


蘭「しょうぶ?……まけない!私も……私も…負けない…負け…ない…から…誰…に…も……………………」


するとだんだんと目がとろんとしてきた蘭は頑張って言葉を紡いでいたが夢の世界へと入ってしまった


スゥースゥー

綾斗「寝たな…」


虎羽「それより翔希はいつまで膝枕してもらってるんだよ!」


確かに。その体勢じゃ蘭も眠りにくいだろ?


綾斗「おい、翔希!起きやがれ!」


今度はさっきよりもドスの聞いた声で耳元で怒鳴った。


ピクッ
翔希「…ふぁ~……なに?」