闇の中に咲くランの花 Ⅱ




私は飲み物だけを入れて隅の方の長いソファーに座った

正面のもう一つの長いソファーには翔希が寝転がって寝ている。

病院でも寝て、撮影中も寝て、車の中でも寝て、今も寝る……。翔希、アンタ寝すぎだよ。

寝る子は育つって言うけど、もう育つ必要はないからな?


海「蘭!見てみて!お刺身だよ!蘭も食べる?」


そして長い間座ってみんなを眺めていると、私に気がついた海がトコトコと箸と皿をもって隣に座った


蘭「私はいいよ。刺身は好きじゃないんだ」


海「あれ?そうだっけ?………あっ!じゃあケーキ食べる?」


そう言ってケーキの置いてあるスペースを指さした。


蘭「もうケーキかよ!全く…。海はケーキ好きだよな」


まだ始まったばかりなのにもうデザートかよ。


海「うん!だって美味しんだもん!」


『あ〜どうしようっ、ケーキの話してたらケーキの口になっちゃった』と言ってじゅるりとヨダレを垂らす海


蘭「ヨダレ垂れてるぞ」


そう言って机の上にあったティッシュで海の口周りを吹いた。

それに若干醤油ついてて痒そうだった