お金が無いし、
お父さんに迷惑かける…。





「鈴華…」



「…鈴翔。
…生きたいよ。
もっと、楽しい事、いっぱい、したいよ…」



「…そうだな」



「バイトすればお金集まるかも
しれないけど、
病気持ってる人を雇うわけないし、
今からバイト始めても手術に使う
お金は貯まらない…。


もう、無理なのかな」





クリスマスまで、
生きてるかどうかわからない。





「私、鈴翔の願い叶うまで
生きてる自信ないよ」



「生きろ。
鈴華がいないと一生叶わない願いだ」