病気持ち少女とNo.1暴走族


「鈴華…、いい名前ね」



「ありがとうございます」





まじか…。話しちゃってるよ…。
人魚と話してる…。

人類初?うはぁ~…。





「綺麗な黒髪で細くて白い足…、
いいな…」



「え?それなら、綺麗な金髪に
海のような澄んだ瞳、綺麗な尾鰭が
羨ましいです」



「…本当?!!
じゃあ入れ替わってくれる?!」



「へ…?」






いれ、かわる…?






「だ、ダメですよ」



「なんで?どうして?」



「…私の体は病気なんです。
もし、姫様に何かあったら…」



「大丈夫よ?
私、病気なんてすぐ治っちゃうから!」





…あ、はぁ…。