病気持ち少女とNo.1暴走族


そう言って鈴翔のお兄さんは
道路の所に停めてあった車で
帰って行った。



今の鈴翔を見る?

今の、鈴翔…。




…めっちゃ水かけられてるじゃん。

そしてめっちゃやり返してる。



子供じゃん。

それを見て私は自然に笑みがこぼれる。




…でも、もうすぐで
この景色も見れなくなるんだ。

それは、ちょっと嫌だな…。




…と言うかお兄さんもイケメンだった…。

料理上手そうだな。





「おーい!!!鈴華ー!!!
来い!!!」





来い……。
命令かよ。





「はいはい。しょうがないなぁ」