あんのジジイ。 また余計なことしやがって…。 「じゃあ、お父さんが頼んでなかったって 事にしたら関係ないよね。 じゃ、私帰ろーっと」 「は?」 「色々疲れたから。 さよーなら」 追いつかれないように人混みに 隠れながら水族館の外に出た。 「ゲホッ…。…はぁ。 面倒くさい」 お父さん、余計なことしないでよ。 「ねぇ、女の子。今1人?」 「…またか」 優希が現れて逃げたあの男2人。 後ろには別の6人の男。 寂しい人達だね。