病気持ち少女とNo.1暴走族



鈴翔から離れて人混みの中に飛び込んだ。

ペンギンを近くで見たいから。





「…かわいい」





ペンギンってあれ実は
しゃがんでるんだよね。
だから足伸ばせば多分身長伸びると思う。
…うん、ちょっと気持ち悪いかな。





「ねぇねぇ女の子~」



「俺達とここ回らない?
約束してた女の子が
いきなりダメになってさぁ」





私の両肩に手を乗せて2人の男が
私に話しかけてきた。


こいつら視力大丈夫?





「私、1人で見たいから」