「知られたくないんだろ」



「当たり前じゃん。
心配されたら面倒くさい。
弱味でもあるし。

本当は鈴翔にも知られたく
なかったんだけどね」



「…なぁ。
なんで手術しねぇんだよ」





鈴翔からもらった水で薬を3錠飲む。





「んー、死にたいから」



「本当にそうなのか?」



「うん」





本当は死にたくない。

まだ生きたいけど。





「さ、薬飲んだしさっさと行くよ」