これまたポカン…。 「ごめんって、と言うか鈴翔、 手当てしてくれないの?」 「する」 私をベッドに座らせて 棚の3番目の引き出しから 消毒液とか出して腕や足にある切り傷を 手当てしてくれた。 「り、鈴華ちゃん…。 本当に潰しちゃったの…?」 「蛍、そんな涙目で言われるとなんか 申し訳ない…。 でも、潰したよ? 有栖川組の組長と約束したからね。 有栖川組を復活させれば また潰すって。 その約束を私は守っただけだもん」