「…まぁ、蛍ちゃんがいいって言うなら
僕はいいけどぉ~?」



「…海が言うなら、俺もいいけど~?」





言い方がムカつく。
めっちゃ私睨んで言ってるんだけど。

それよくないよね?
あと、可愛い顔が台無しだよ?





「まぁ、学校とは全く雰囲気が違う君が、
蛍ちゃんに怪我させないって言うなら
僕もいいけど」



「じゃあ、怪我させ…むぐっ?!!」



「安心しろ。
こいつは意味なく相手を傷つけたりしねぇ」





鈴翔は私の口を手で押さえてそう言った。

その通りだけどさ?
手を離せよ鈴翔!





「…本当に?信じてもいいの?」



「あぁ」



「…じゃあ僕信じるよ」



「それが本当なら俺も信じるよ」



「はぁ…。僕も。
でも、見張ってるからね」





見張るな。
というか、帰らせて…。