「病室は特別室ね。
じゃあ今日は遅いからみんな帰ってね。

また明日来たらきちんとした病室は
教えるから」



「あ、はい」



「あと、いつ起きるかわからないけど、
お礼言ってあげなよ?

みんなが大きな怪我をしなかったのは、
鈴華ちゃんのおかげだからね」





本当にそうだ。

俺達は、鈴華に助けられたんだ。





「わかった。
また明日来る」



「僕もー」



「俺も」



「僕はちょっと用事あるから無理だけど…、
すぐ終わらせて来るよ」