「あなたが玖珂 鈴華ちゃん?」



「…は、はい」



「頑張ったね」





桜さんと言うお姉さんに
ギュッと抱きしめられて
頭を優しく撫でられる。





「…で、おい幸一(こういち)。

あんたねぇ…」



「…ご、ごめんなさい」



「さっさと救急車呼びなさい」



「は、はい!!」






お兄さんが慌てて携帯を出して
救急車を呼んだ。





「鈴華!!!
お前っ…」



「ゲホッ…。話は、後…」





終わった…。