生きてるならそれでいい。
死んだら、何も出来ないんだから。





「じゃー、お兄さん頑張らないとなぁ~。
鈴華ちゃんのお兄さんになるんだから~」



「鈴翔と結婚するなんて
言ってませんよ」



「え?鈴華ちゃん、鈴翔の婚約者でも
あるんだよ?」



「………は?」





婚約者?
意味わからない。
は?は?は?
なんか急に変な言葉が出てきたよ。





「鈴翔にはまだ言ってないけどね。
鈴華ちゃんのお母さんからのサインも
もうあるんだよね~。

もう生まれた時から決まったりして」



「な、、なんで…?」



「うちは何故か子供産む時、
同じ病院で、同じ日時で産まれる
子がいるんだよ。

それで、これはなにかの運命だーって。
神様が生まれた時から運命の赤い糸で
子供を結んでくれてるんだーって。


そうなって、その2人は必ず結婚する事に
なってるんだ。


何故か男の子と男の子、
女の子女の子、とは生まれてこない。


あ、勿論僕にも同じ病院、同じ日時で
生まれた婚約者いるよ?」