「ねぇ、お昼一緒に食べない?」 幻覚。幻聴。だよね。 うん。私はなにも聞こえてない。見えてない。 ちょっと疲れてるだけ。ちょっと寝不足なだけ。...昨日はよく眠れたけど。 目の前に、昨日の不良四人組のうちの一人がうろついてるだなんて。 あるわけない。うん。 意外と天使のような可愛い顔をした男の子が、オトモダチに なろうよって叫んでるなんてただの幻聴。 「ねぇぇぇぇ!?聞いてる!?」 うわぁっ。ついに肩を揺らされて気づいた。ふぁっ。 「...聞いてる。」