わたしの声が生まれた日

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次の日。


わたしの部屋にてお母さんとわたしの静かな争いが繰り広げられていた。



「莉子、いい加減起きなさい!」


「…うー、頭痛い」

「何、あんた風邪ひいたの!?熱は?」



「…40度、くらいかな?」


「あーもう、バカなこと言ってないで起きなさい!」


お母さん、酷い。
本当に40度あったらどうするつもりだ。




「どうせ、学校行きたくない病でしょ」


図星。ただ頭が痛いのは本当だ。



「…お母さんにはわからないのよ、転校生の悩みは」



「あんたもう転校して10日でしょ?誰もあんたのこともう転校生って目で見ないわよ」


……そんなわけない。