親父の言葉と同時くらいに緩く輝いていた魔法陣が光の柱をあげた。 「ひっ!???」 わっ、眩しい。光にやられてチカチカとする目を擦って、だんだんと収まる陣の中心を凝視する。 と、 「お父さん!!?なんかいる!!!」 「お前の迎えのためにわざわざ来てくれたんだよ」 あ、会話が噛み合ってないや。 「呼ぶとか…普通車でしょ…」 この世に生を受けて早18年、魔法陣からお迎えに来てもらったのは初めてです。