「び、美人ですね!…彼女さん?ですか?」
「そうよ」
「え?そうだったの?」
気の利いた一言をひねり出そうと思った挙句、ただの質問。
からの師匠のポヤっとした一言が空気を凍りつかせた。
「し、師匠!!?」
「はぁ!!??」
「何?」
自分の放った爆弾に気がついていないのかのほほんとシャツのボタン止めている。
「信じられない、私達恋人よね?」
業を煮やしたのか、彼女さん(仮)が師匠に掴みかかりガクガクと揺すった。
修羅場はよそでおねがいします。切実にそう願いながらそっと師匠を盗み見る。
「俺は知り合いだと思ってた」
あっけらかんと言い放った言葉は格闘家のアッパーよりも強い衝撃だ。
「「さ、さいてー!!!」」
あ、またまたハッピーアイスクリーム。
こればっかりは彼女さん(仮)が可愛そうに思えた。
セフレですらない、てか、師匠は知り合いに手を出すんかい。

