店舗側の家と住居側の家をつなぐ廊下を歩いて師匠の部屋へ向かう。
なんとなく馴染んでたけど靴のまま家も外も歩けるってなかなか便利だよね。
そうだ、師匠にサリーと仲良くなったことを話してあげよう。
驚くだろうなぁ、多分。
そういえば、謎の女の子は誰なんだろう?師匠に聞いてみればわかるかな?
色々と考えながら歩いていると師匠の部屋の前だった。
「柚希様!主は多忙ですので…」
「少しくらいよくない?」
「入らないほうが…」
「えー?でも電気ついてるよ」
部屋の直前でウサギが突然わけのわからない抵抗を始めた。
全く意味がわからないんだけど…
「ええい、開けちゃう!!」
「あぁ…」
「師匠!柚希です!失礼いたします」
ドンドンとノックをしても一向に返事がない。
居留守を貫かれては困るのでそのままの勢いでドアノブをひねると想像もしていない光景が広がっていた。

