病的なほどに白い肌。光を受けて柔らかそうな栗色の髪がキラキラと輝き、俯き気味の顔も端正なことがうかがえる。


遠目からわかるイケメン、私は美しい彼に釘付けになってしまった。イケメンに罪はない。


「ん…誰この子」


少し反応が遅れて机に向かって難しい顔をしていた猫背気味のイケメンが視線を上げジロリとこちらを睨めつけてくる。

その無遠慮な視線に少しひるんでしまう。


「主、祐介様からお手紙を預かっています」



ウサギが白い手紙をイケメンに手渡す。
スラスラと流し読み視線を私に戻す。