「じゃあ、次は僕で!」 白金のふわふわとしたショートヘアに、金糸で縁取りをされた丈の長いシルバーカラーのジャケットの男性が、 「僕は、ドラムのカイ。よろしくねぇ~」 と、軽く微笑った。 「ほら、最後はおまえだって、キリト」 と、カイが視線を向けた。 「俺は、紹介済みだろ…」 黒の燕尾服のような揃いの衣装の彼が、他のメンバーとは違う明らかな寄せ付けない態度で、横を向く。