「俺はもう、キールを脱けるからな…」 キリトが言うと、 「……ヴォーカルは、俺だ。……おまえなどいなくても、いい……」 シュウが、答えた。 「……シュウ」 「……なんだよ?」 と、行きかけていたシュウが振り返る。 「……今までのことには、感謝もしてる……」 言うキリトに、 「……うるせぇよ」 シュウが言い返して、 「……感謝すんなら、ひとりでも力見せてみろよ…」 と、キリトを一瞥して、廃屋から歩き去ったーー。