会社を早退したお父さんが、お母さんと来てくれた。


 だけど、今の私は誰にも会いたくなくって。

 ずっと布団にもぐったままだった。


 お母さんが『また明日来るからね』って、声をかけてきたけど。

 ずっと布団にもぐったまま。





―――神様、どうして私から声を奪うの?
   夢を奪うの?!


 悲しくて。

 苦しくて。

 私の人生がここで終ってしまったかのように思えて。



 ひたすら泣き続けた。