何があったのか、それはチカに会った時に尋ねてみよう。

 今はとにかく、彼女を見つけ出さなければ。


 チカがこの地域にいるのであれば、徹底的に頑張ろう。


 なんとなくだけど、もうすぐ彼女に会えそうな気がしているのだ。


 決定的な証拠も、確実な根拠もないけど。
 
 チカが近くにいる。

 そんな気がする。


「明日も朝早いからな。
 そろそろ寝るか」


 大きく背伸びをして、俺はベッドにもぐりこんだ。