「外に置いていたら盗まれてしまう。なにせこれには100万ドルの賞金がかかっているからな。いいじゃないか他に客はいないし、仕留めたばかりだから腐ってない」 おれとしては珍しく初対面の相手に笑顔がこぼれた。 「すると、それは…」 「そうさ、狼男さ」 おれは得意げに言う。 「どうやって仕留めたんですか?」 バーテンは驚きを隠せない。