しかし兵器は少女である

「絶対、猫、捕まえる」

と、宣言した。ついでに自信の策も教える。

「あそこに、罠、仕掛けてある」

「罠……?」

ひょこりと顔をあげる給仕に、私は胸を張った。

「あれ」

「あれと申されますと?」

「あめ玉だ」

「あめ……っっ!!」

そしたら今度こそ完全に、給仕は痙攣し始めた。

彼女のヘッドフリルが、小刻みに揺れる。

……なにか、そんなにもおかしいだろうか。

せっかく用意した罠も、どことなく、バカにされたように思う。

ふと、不安になった。

「私、猫、捕まえられない?」

「! とっ、とと、とんでもございませんっ!!」

給仕は起き上がって両手を強く横へ振るが……しかしなぜ、そんなに笑っているのか。

少し、怒りといえるほどではないにせよ、腹立たしくなった。

「見ていて。必ず、捕まえる」

とその時、私達の潜む茂みの反対側から、なにかが近づく音が聞こえた。

ガサ、ガサと。