あの頃の想いをもう一度

「引き止めて悪かった。おやすみ」

遼河は、教科書類を持って部屋へと戻った。

「…はぁ」

ば、バレずに済んだのかな?

それならいいけど。

私は、部屋へと戻り、ベッドの中には寝ているように見せかけるため、服をたくさん入れた。

そして、枕にカツラを置けば完成!

「よし、なかなか上出来だ!」

でも、女だとバレる訳には行かないから、帽子を被り、髪を服の中に入れる。

時計に目を向けると、針は八時を指していた。

「そろそろ行こ」

静かに部屋の扉を開け、私は部屋から出た。

「確か、隼人の部屋は最上階だったよね?」

私は、隼人の部屋へと向かった。