あの頃の想いをもう一度

「いたっ…!」

ち、力が強い…。

「本当は、僕の近くにいるの怖いくせに、僕と話したくなんかないくせに!」

「勝手に決めつけないで!!」

私は、隼人の空いている手を掴んだ。

隼人は、それに驚く。

「私は、隼人と居るの怖くない!さっきも言ったけど、私は隼人と話したいの!」

隼人は、あっけに取られていた。

私の行動が予想外だったみたい。

「…君が僕に触れるなんて…」

隼人は、手首から手を離す。

「本当に、僕と話したいんだね?」

隼人は、確かめるように私にそう聞く。

「話したい」

私は、迷いなくそう言う。

「……僕は、皐月と話したくない」

ガンッと私の頭に石がぶつかる。

てっきり話聞いてるくれるのかと思って、少し期待していたのに…。

(やっぱり、私のことを……)

そうだよね、私は隼人を深く傷つけた。

そんな私と話したいなんて思うわけがない。

だって、避けられてたし、あんなことされたし…。

(諦めるしかないのかな…)

と、そう思ったとき――。