あの頃の想いをもう一度

そう思ったけど、止まらなかった。

「私は、遼河になら触れられてもいい!」

私は、思っていたことを口にする。

「皐月、それって」

「確かに、最初は触れられるのは怖かった。だけど、遼河なら怖くない!」

遼河に触れられたい。

私も、遼河に触れたい。

私は、遼河に手を伸ばす。

遼河も私に手を伸ばして、互いの手のひらを合わせる。

「遼河は、怖くない…。隼人も…、怖くない!」

昔もそうだった、遼河に触れられると、心が温かくなって、安心する。

「その言葉、信じてもいいのか?」

遼河は、私の手首を掴んで、私を引き寄せる。