あの頃の想いをもう一度

「遼河と隼人?」

「そう、分かってるじゃん」

でも、二人を何故傷つけたのか分からない。

「君は、被害者ぶってるけど、一番の被害者は僕達だ」

「ひ、被害者ぶってなんか!きゃっ!」

隼人は、再び首筋にキスを落とす。

「や……め」

足に力が入らなくなってきた。

隼人は、私の制服を脱がし始める。

「いや、何するの?!」

「遼河は、ゆっくり君の体質を治そうと思ってるみたいだけど、そんなの遅いよ」

「きゃぁ!」

隼人は、私の体を壁から床へと移動させる。

「僕は、そんなことしない。無理矢理でも、その体質治させる」

「んっ!」

隼人は、何度も私の唇にキスを落とす。

「いや、んっ!!」

手を振り払おうと力を込める、だけどびくともしない。

男の力がこんなに強いなんて、初めて知った。

私が知らない男だ。

「僕は、君が思い出すまでやめない」

彼は、私に何を求めているの?

私のブレザーを放り投げると、ワイシャツのボタンを外していく。

「君が僕達を傷つけたことを思い出すまで!」

この時感じた。

私は、二人を深く傷つけたんだと。

だって、隼人を見れば…。

その時、屋上の扉が勢いよく開かれた―――。

「皐月?!」

そこには、遼河が息を切らして立っていた。

「りょ……うが!」

涙が溢れた。