あの頃の想いをもう一度

このTシャツがこの大きさなら、他のものも大きい。

これは、遼河に相談するべきかな?

悩んだ末、一応遼河に言うことにした。

「あのぉ、遼河」

「なに?」

遼河は、お皿を運ぶ手を止める。

「この服、大きいんだけど…」

何故か恥ずかしくなり、もじもじしてしまった。

「……」

遼河は、皿を落としそうになり、慌ててバランスを取る。

「あれ?お前が着れるようにサイズ小さめに頼んだんだけど、間違えたかな?」

「なんか、大きくて落ち着かない…」

「でも、直ぐに服を買うとなると時間かかるしな」

ただ服を買うだけだけど?

「私のだけ別のところで作ってるの?」

「あぁ、女だけが働く店でな」

そ、そこも徹底してる?!

(流石遼河…、でも服くらい普通のお店でもいいんだけど…。潔癖症じゃないんだけど…)

「しばらくそれで我慢してくれ」

「分かった」

しょうがないか…。

私たちは、椅子に座って手を合わせる。

「「いただきます」」

遼河は、唐揚げを箸でとって口へと運ぶ。

「…うま!」

「でしょ!」

良かった、まずいって言われなくて。

「本当に料理は出来るんだな」

「暇な時間とかあったら、よく一人で料理してたんだ」

「それなら、将来いい嫁になるんじゃないか?」