あの頃の想いをもう一度

「でも、スノードロップは他の花と違って命が短いの」

「そうか…」

「何かごめんね、変な空気にしちゃって」

「いや良いさ、お前のことちゃんと知れたから」

「知れた?」

じゃぁさっきの質問って、私のことを知るために?

ちょっと嬉しいかも…。

「これで、明日男たちから何聞かれても答えられるな」

はい今の訂正します!

全然嬉しくない!!

「私は、他の男となんて喋らないから」

「そんなんじゃ友達出来ないぞ」

「別にいい、前の学校でも居なかったから」

「え!そうなのか?!」

し、しまった!

プライベートのこと口走った。

でも、もう言っちゃったし。

「そ、そう!常にクールな私を演じていたから、誰も話しかけてこなかったの」

でも、逆に友達が居なくて助かったかも。

変に気を使わせたかもしれないし。

そのせいでその子を疲れさせちゃうし。

「…これから作れるんじゃない?」

「そうかな?」

「俺がお前の体質を治すんだぞ?体質が治れば、自分を偽る必要はなくなる。友達もできるし、好きな人もできる」

「なら、早くこの体質を治したいなぁ…」

「その為に頑張るぞ」

「うん!」

頑張れ自分!!

「あ、でもさぁ…」

「なんだ?」

「男を投げ飛ばした時の言い訳ってどうすればいいかな?」

「投げ飛ばす前提なんだな」

「多分抑えられない」

これだけは、自分でも抑えられない。

反射的っていうか、もう癖なんだよね。

十年間も男を投げ飛ばしてきたから。

抑えろってのは、ちょっと無理がある。