あの頃の想いをもう一度

今度は、俺がお前を守る。その為に俺は、お前のことを引き受けたんだからさ」

「……私を守る為に?」

私の言葉に、遼河は軽く頷いた。

……前にも、こんなこと言われたような気がする。

でも、思い出せないのだ。

私は、昔の記憶に複雑な錠前をかけている。

それを解くのは、中々難しい。

「だから、俺に任せろ」

遼河の自信の満ちた笑みを見て思った。

この人だったら、私の体質を治してくれるかもしれない。

この人なら……遼河なら信じられると思った。

「これから寮に案内するから、付いてこいよ」

「う、うん!」 

そう言って立ち上がって遼河の後ろを、私は追いかけるように立ち上がった。

この一ヶ月で自分の体質を治せるか分からないけど、治せたら取り戻せるかな? 

小さい頃になくした、初めての恋心を――