あの頃の想いをもう一度

「いやあああ!」

その言葉を聞いた私は、部屋の隅で小さくなった。

「……部屋から出たくない」

「……やっちまった」

 膝に顔を埋める私の側に、遼河が近づいて来る。

「なんで、私がこんな目に……」

何で私がこんな目に合わないといけないのだ? 

体質を治す為とはいえ、遼河以外知らない男たちと生活を共にするなんて、想像しただけで私の体は恐怖に支配されそうになった。

また、あの嫌な目で見られる。

また、あの手付きで体を――

「今度は、俺が守ってやる」

「……えっ?」

 遼河はしゃがみ込むと、優しく微笑んで言った。