あの頃の想いをもう一度

「だから、嫌だってば!

――プツン。

その時、糸が切れるような音が聞こえた。

「……プツン?」

糸が切れたような音は、遼河の方から聞こえ、恐る恐る目を向ける。

すると、さっきの神々しいオーラとは違って、今度はどす黒いオーラが、彼から発せられていた。

「つ、遂に本性を出したわね!」

私は慌てて後ろの壁に寄った。

「お前さ……いい加減にしろよ」

一回瞬きをした時、遼河は私の直ぐ目の前に移動していたのだ。

「なっ?!」

遼河は、私が逃げられないようにするため、壁に両手を付いて、腕の中に私を閉じ込めた。