これから、わたしは太陽を食べます

□□□


それからが本当に大変だった。


霊力はほとんど男だったから、一人称を“ぼく”に変えた。


そしてぼくは根の国を出た。


あまるくらいの霊力を手にしたぼくは、こんなところに用はない。

しかしあの1件でずいぶん仲良くなった素戔鳴尊とは、悪友みたいな感じでたまに会っている。

そのたびになにかしらのお願いをされたりするが、まえより寛容に受け入れてやることが出来た。



根の国を出たぼくは、とにかくかたっぱしから天津神に喧嘩を売った。


殺したりはしなかったけど、まあ単にむかついたのだ。

そしたら戦闘力が上がって、大体のやつなら勝てるようになった。



なぜかどこからでも矢が出せるという性質が備わって、とっても戦いのに有利になった。

……弓が出ないのが不服だけど。


あとは、探と名乗るようにはなったんだけど、天津神とよく勘違いをされて。


天探女(アマノサグメ)なんて、ちょっと豪華な名前になってしまった。


気に入ってないと言ったら嘘になるけど、彼は見つけてくれるだろうか。

あの人、どこか抜けてるところがあるからな。



あとは天の邪魔をした鬼としても有名になり、天邪鬼とか言われるようになった。


そしたら全国各地の天津神に刃向かう鬼をそう呼ぶようになってしまい、どうでもいいけど著作権どうなってんの?と問いただしたくなる結果になった。