「探、すまない」
「こういうときはお礼を言うものだと、教えてくださったのはあなた様ですよ?」
必死に笑ってそういえば、彼は砕けて笑って。
「…そうだな、ありがとう……」
眩い光に飲み込まれる。
嫌で嫌で仕方なかった。
だけど手は絶対に離さない。
この感触も焼き付けるのだ。
「……天稚彦さま、わたしは一一あなたを愛しておりました」
彼の意識が消えたか消えてないか。
ギリギリのところで一一わたしは愛の告白をした。
返事はもちろんない。
つたわろうが伝わるまいが、どうでもいのだ。
口に出したかった。ただそれだけ。
それだけで、これから来る壮絶な痛みも乗り越えられる気がしたのだ。
この痛みは、あなたを想った罰だから。
だから、この痛みごと。
全部全部一一食べてやる。



