「不憫な…もし次生まれ変わったら、僕は本当に君を妹にしたいものだ…」
妹。
もう1度と言ってくれる彼が嬉しくて、なんでもいいから会いたかった。
どうしても、涙が溢れてしまう。
「…次も必ず君を探してみせよう。だから……そうだな、探(サグル)はどうだ?」
「ありがとうございます。わたしはそれだけで、あなた様の分まで生きていけます」
愛のような言葉を交わし合うが、一方通行なのだ。
虚しいとは思わない。
そのひとつひとつが宝玉のように嬉しい。
大事に大事に抱いて、生きていくのだ。
「それでは、失礼いたします」
患部に手を当て、捕食を開始する。
食うのだ、この目の前の愛しい人を一一。
彼自身である霊力がふわふわと発光しながら舞い、私は急速に霊力を得ていく。
猛烈な熱さが、わたしを襲ってくる。
しかし目は最後まで彼を見つめ続けた。
焼き付けるように、彼の笑顔を。
もうそろそろわたしは限界が近づいてきたようだ。



