課長の瞳で凍死します ~旅支度編~

「そ、そうですね……」

 今、私の脳裏には、はっきりと、さっさと一人ですき焼きを食べている課長の姿が浮かんでいるのですが。

 それにしても、ご主人か。

 なにやら感慨深い。

 こんな状況で言われると特に、と思いながら、親切な車掌さんと別れ、次の駅で降りた。