桜の花びら、舞い降りた

亜子ちゃんとブランコに乗った公園で、母親に抱かれたキミを見て、すぐに亜子ちゃんだと分かったよ。
亜子ちゃんのお母さんにキミを抱っこさせてもらったんだ。
そしたらお母さんはビックリしていたよ。
「この子ったら人見知りが激しいのに、こんなにニコニコして」って。

あんまりいい笑顔をするものだから、キミのお母さんが一緒に写真を撮ってくれたんだ。
亜子ちゃんと一緒に撮る二枚目の写真だ。
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平成十二年七月

こんなことを言ったら、また亜子ちゃんは怒るかもしれない。
けれどやっぱり、亜子ちゃんは美由紀の生まれ変わりなんじゃないかって思う。
現世で結ばれなかった俺の強い想いが亜子ちゃんと引き逢わせた。
たまたま飛び降りたあの橋で、その想いが亜子ちゃんに届けられたんだと。

亜子ちゃん、約束の場所に行けないこと、とても残念だ。
でもね、この想いは時を越えるはずだ。
だって、俺たちはありえない出会いをしたんだから。
時空を飛び越えてキミに会いに行ったときのように、この想いもきっと……。
俺のこの体は消えてしまうけれど。
そうだな、生まれ変わったら必ず会おう。
根拠はないけれど、必ず会える気がするんだ。
そのときまで……。
離れていても、この想いは永遠に。

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