そして、もしも古びた茶封筒が破れなかったら。
この手帳は永遠に誰にも見つけられなかったかもしれない。
それはまるで、最初からこうなることが決まっていたようだった。
書かれていることが本当なら、四月十六日に亜子という女性が神社に現れるはずだ。
いや、待てよ。
その神社はどこなんだ?
どこのページを開いてみても、その名称は出てこない。
でも、なぜか確信があった。
その神社を見つけられるという確信が。
俺はそこに行かなくてはならない。
どういうわけか、そんな使命感でいっぱいだった。
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