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「ねぇ、お母さん、生まれ変わりってあるのかもね」
休日の夜、お母さんと囲んだ食卓で、私の口からこぼれるようにそんな言葉が出てきた。
「なぁに突然」
「現世で深く結び付きのあった人とは、来世でも身近な存在として生まれ変わるんだって」
香織の受け売りだ。
でも、それも今では信じられる気がする。
……ううん、信じたいのかもしれない。
私の前世が美由紀さんだとするなら、きっとまた圭吾さんと会えるはずだから。
「だから、お母さんとお父さんは、生まれ変わってもまた一緒になれる」
そういう約束を交わしたふたりなら、なおさらそうであってほしい。
そしてそのふたりの元に、私はもう一度子供として生を受けたい。
それは私の強い希望だった。
「やあねぇ、変な子」
お母さんは軽い笑い声を立てた。



