【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて




「八重、ありがとう。でもね、あたしの恋は、きっと実らないから……。始まる前から決まってるんだ……っ、て、八重っ!?」



杏奈の悲しげな声音を最後まで聞き終えないうちに、ドサッと鈍い音とともにわたしの身体は木陰の土の上に倒れて、痛みの衝撃を受けた。



「えっ……い、委員長がっ、倒れた!誰か先生……早くっ!」



クラスメイトの大きな声と騒がしい周りの声が聞こえて、なんとか起き上がりたいのに身体が重苦しい。


それに息がすごく苦しい……。