「オレわがままだから」 本当に自分勝手ですね……! 唖然としたわたしを横目に入れてフッとイタズラな笑みを浮かべると、資料室の扉に手をかける。 「会いたい時に勝手に会いに行く」 どこまでも身勝手な台詞を吐いて部屋を出て行った。 胸がさっきよりも落ち着かなくて心の中で悔し紛れの文句を言った。 七瀬先輩、それは不意打ちではないですか? わたしの夏休みまで残り僅かな学校生活はどうなってしまうんですか……。 ーーーそして、どうしてアナタはわたしの秘密を知ってるんですか?