【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて




不本意に連れてこられたのは廊下から少し離れた先にある資料室だった。


誰もいない部屋でさっきの杏奈の如く、いやそれ以上にわたしの怒りが炸裂する。



「……めっ、迷惑ですっ!朝だっていきなり教室まで来て……困るのはわたしなんですよ……っ。勝手なことばかり」


「声でかいと、廊下のヤツらに聞こえるぞ?」


ムカつくっ……。


わたしの苦情も最後まで聞き終えないうちに遮る七瀬先輩の言葉を聞いて、確かに見つかってしまったら見も蓋ないわけで。



「勝手?お前が、知られたくねぇって顔したからああ言ったんだろ?」



つまりそれはわたしがアナタを注意したっていう七瀬先輩の咄嗟の嘘であって。


確かにあの場は救われたかもしれない。



「当たり前じゃないですか!アナタみたいな人とっ……」