【完】七瀬先輩と秘密の恋におちて




ああ、よかった……。


どうやらあの美しい悪魔ーー七瀬先輩と何かあるという容疑は無事晴れたらしく、女の子達のバッシングを受けずに済みそうだ。


でも、どうしてあんな嘘を……?


七瀬先輩のあの嘘がなければ今頃わたしは……やめよう、考えるだけで身震いしてしまいそう。


自惚れかもしれないけどあの嘘に間違いなく助けられたわけだし。



「大変だったね?和藤さん」



不意に聞こえる穏やかな声に恐る恐る顔を上げる。



「と、常磐(ときわ)君っ!おはよう……」