「好き……」 わたしは、七瀬先輩がたまらなく好きだってやっぱり気づいてしまう。 七瀬先輩はわたしの頬を零れ落ちた涙を拭うようにそっと指で触れると、耳元に唇を寄せた。 「夏休み、デートしようか?」 「えっ……?」 息を呑んだわたしの瞳を真っ直ぐに見つめると、ちょっと意地悪に笑ってみせる。 「オレが外に連れ出してやるよ?」 わたしは急に恥ずかしくなってそっぽを向いた。 だって、ドキドキが止まらなくてとても七瀬先輩を見れない。